大手ハウスメーカーのバルコニー防水工事:四街道市池花
塗装工事中のお客様よりご紹介を頂き、現場調査に伺ってみると1Fのリビングに若干の漏水が発生していました。真上がバルコニーになっている為、バルコニーの防水工事をご提案させて頂き施工致しました。今回はその防水工事をUPしていきたいと思います。
「あれ?これウチと同じじゃない?」という方も少なくないはずです。某大手ハウスメーカーのバルコニーの施工前の写真です。シート防水の上にタイルが敷き詰められているタイプです。
こちらは溝の上の写真です。藻がびっしり張り付いていますが、この下に溝があります。
ドレン(集水マス)は3箇所。この集水マスから繋がっている竪樋に詰まりがあり、雨水が流れずにオーバーフローし、溝に水が溜まって湿気がある状態が続いていました。
まずは、タイルを撤去せずに、タイルの上から高圧洗浄をかけていいきます。
裏返して、さらにタイルを洗浄していきます。
タイル撤去後。このタイルの下、実は結構な確率で泥だらけなんですよね。タイルを敷いていても、埃や土が長年溜まり、この状態になってしまいます。
この泥を、さらにきれいに洗っていくと・・・
出てきました、出てきました!漏水箇所のほぼ真上。シート防水の切れ目ですね。漏水はこの箇所からで間違いありません。
シートのつなぎ目部分、立ち上がりの部分にメッシュシートを敷いて補強していきます。
傷が入ってしまっているところにシートの上からカチオンを塗布し、傷を補修していきます。
カチオン塗布後は、プライマー塗布し、ウレタン防水を塗布していきます。
こちはらウレタン防水2層目塗布後です。
最後にトップコートをかけて、ウレタン防水の工程は完了です。
初めに洗浄していたタイルを復旧し、工事終了となります。
大手ハウスメーカーのバルコニー防水は、新築時に「浮かし張り」という工法を用いている可能性があります。シートを所々浮かせて固定している工法のことで、その浮かし張りの上にタイルを敷いている場合があります。
施工サイドとしては最後のタイルの復旧を頭に入れた上でのご提案となるため、今回はシート防水よりも安価なウレタン防水での施工となりました。(もちろんシート防水のお見積りもご提出させて頂いておりました。)
「2019年の台風15号、19号から雨漏りしている」というお問い合わせを相当数頂いています。防水工事含め、一言で「工事」と言ってもそれぞれの家屋に合った様々な工法、商材があります。
複数のプランがご提案可能な場合もありますので、まずはお気軽にお声掛け下さい!!