鉄階段・通路のウレタン防水通気緩衝工法:印西市発作
「鉄階段や通路の防水を施したいけど、どうしたらいいのかわからない」そんな方もいらっしゃるかと思います。印西市発作にて、通路、階段のウレタン防水を施工しましたので、UPしていきます。通路は膨れ防止の為、ウレタン防水の通気緩衝工法、鉄階段はウレタン防水の密着工法で施工しました。
階段の施工前です。蹴込み部分は鉄ですので、蹴込み部分は塗装。踏み面のみウレタン防水の密着工法で施工していきます。
こちらは鉄階段を上り切ったところの通路。通路がかなり大きく、コの字になっています。こちらは膨れ防止の為、ウレタン防水の通気緩衝工法での施工となります。左に見えている屋根は倉庫の屋根です。
まずは端部の不良部の撤去、いわゆる下地処理というやつです。金物とブチルテープで納めてありますが、ブチルテープが浮いています。
なので、ブチルテープは剥がし、金物は再固定していきます。
ブチルテープの剥がし、金物の再固定が終了しました。この部分を再びブチルテープでガッチリ抑え込み
カチオンを塗布していきます。
と同時に、導線を確保していきます。通路に関してはコの字になっている為、しばらくは玄関ではなく掃き出し窓より出入りして頂く形を取らせて頂きました。
ただし、当然階段を歩かないわけにはいきません。階段に関しては狭くなってしまいますが、縦半分で導線を確保していきます。階段もカチオンを塗布して下地を造っていきます。
カチオンが固まったら、次はプライマーを塗布していきます。
端部はメッシュテープで処理し、
通気シートを敷いていきます。
端部のシール処理を施し、
通気シートの張り込みが完了しました。通路の量端部に貼ってあるものはジョイントテープになります。ここまでくれば、工程は半分以上が終了した形になります。
通気シートの上に、ウレタン防水を2層目を塗布してきます。
階段は密着工法ですので、カチオン→ウレタン防水2層→トップコートという順に施工します。通気シートは入れません。先ほどの写真とは「歩けません」が密かに反対になっています。
先にトップコートを入れた部分が「歩けます」に変わり、「歩けません」の部分にトップコートを施してきます。これで導線の養生テープ、端部の養生をしているラッカーテープを剥がして完成となります。
こちらは脱気筒の写真です。今回は平米が広いので、脱気筒を2箇所設置しました。防水層の中に万が一湿気を帯びても、ここから抜けていくので防水が膨れてこないというのが通気緩衝工法です。歩行の邪魔にならない様、雨戸の戸袋の下に2箇所とも設置しました。
Before ~ After
<鉄階段施工前>
<鉄階段施工後>
ツヤが違いますね。防水層が復活しました。
<通路施工前>
ツヤがなくなってしまっていた上に、端部が傷んでいました。
<通路施工後>
浮いてしまっていた端部も完ぺきに収めました。
床面のツヤも復活しましたね。
お宅一軒一軒に合ったそれぞれの施工方法があります。敷地や建物の形状、工事方法などでお悩みの方は、ぜひご連絡を頂ければと思います。