商業ビルに高級感を演出できる塗装をしたい:千葉市中央区
千葉駅からほど近い、元パルコの近くにある商業ビルより、ビルの外壁塗装のご依頼を頂きました。
「せっかく塗装するのだから変化が見られるくらいのイメージチェンジをしたい」「高級感のある仕上がりにしたい」というお客様からのオーダーです。
今回は、商業ビルの1階と2階のパネル部の塗装になります。
年数が経ち色褪せをしていますが、既存のパネルはメタリック調の物になります。
今回は、ごみ置き場の引き戸も塗装の依頼を受けました。錆が出ている為、ケレン・サビ止めを施工してからシリコン塗装を施しました。
仕上は、クリーンなイメージが出るように白に近い色で施工をしました。
人通りが多いオフィス街の為、道路使用許可を取り警備員を設置し安全対策しました。
1Fが店舗の為、営業をしているのが分かりやすいように営業中のシートを設置しました。
看板を固定していたボルトナットが、外壁に残っていた為、撤去し残った穴は、パテで埋めました。
その際細かい凹凸が出来たのですが、メタリックを塗装する際に塗装面に凹凸が、無い様にしなければなりません。
目の細かいサンドペーパーで均していきます。
今回は目地は塗装しない為、マスキングテープで養生をしていきます。
その後シーラー材を塗布していきます。
シーラーを塗布後、色のついた中塗りを吹き付けていきます。
この色がベースの色となります。今回は、シルバー色と薄いピンクのような色の2色になります。
こちらは、薄いピンクの上吹きになります。
通常の塗料ですと3回目のこの塗装で終わることになるのですが、メタリックの塗装は最後にクリアーを塗布します。
実はここの作業が大変重要で、吹き付けを多くしすぎると塗料がだれてきてしまい大変なことになります。職人の技術が問われるところです。
こちらの写真は上吹きの直後になります。
乾くまではこのようにムラが出来たように見えるのですが、乾くとメタリックのキラキラとした色調が出てきます。
ローラーでクリアー塗布していきます。
何も考えずやみくもにローラーを転がすと乾いた後にクリアーのムラが見える為、ここは技術が必要とされるところです。
今回は、色が中々決まる事が出来ずサンプルの塗料をメーカーから取り本体に試し吹きをしました。
大きめに約1m2ほど吹きました。
分かりづらいと思いますが、シルバー色と薄いピンクのタイプを吹きました。
ステンレスは、塗装できない為薬品を使い磨きました。
当初は黒い雨染みが付いていましたが、綺麗にとれました。
施工完了
今回は、SK化研の水性ファインメタリックを使用しました。
シルバー色はWM-1という品番、薄いピンクはWM-8という品番になります。
メタリックの塗料は施工の難易度は高いですが、その分仕上がりがとても良いので、ワンポイントなどに使って頂けると良いと思われます。