傷んだ出窓の天板を補修しウレタンクリアーにて塗装しました
今回は出窓の天板が傷んできたという事で、その天板を補修して、ウレタンクリアーで塗装すると言う案件です。その天窓がこちら。
この写真を見てもらうと、まずみなさんびっくりしたと思いうますが、誰よりも僕がびっくりしました。
まずは、天板が無垢板ではない。そして、表面の単板が、結露にやられてぶかぶかに浮いている状態でした。
この状態だと、このまま下地処理をしてウレタンクリアーを塗っていくことが出来ないので、プラン変更です。写真のようにぶかぶかに浮いてしまった表面の単板を剝していきます。
この様に結構簡単に剥がれてしまいます。この状態で塗装してあげてもすぐにダメになってしまうので、硬い下地のところまで剥いていきます。
ただ、ここで問題があります。一枚剥いてしまうと、木の木目が縦になってしまうのです。
見た目的には、元々の印象と大きく変わってしまうので、お客さんの了承が必要になってきます。このことを説明したところ、とりあえずやってみて。というお返事でしたので、一枚剥いてからの施工になりました。
この写真が一枚剥いて細かいバリなどをペーパー掛けして、所々穴が空いていたり、隙間があったので、砥の粉で穴や隙間を埋めてあげて、更に全体的に砥の粉を曳いてあげた状態です。
この写真だと結構綺麗になったように見えますが、木目は縦です。この状態から、ポアーステインを使って着色をしていきます。
着色が終わった状態です。濃い目の色がお客さんのご希望でしたので、助かりました。木目さえ気にしなければ、なんとなくかっこよくなりました。
これから、ウレタンサンディングシーラーを塗っていきます。
ウレタンサンディングシーラーを塗った写真です。
サンディングシーラーを塗って乾くと、木材の細かい毛羽立ちなどがザラザラな状態になって固まります。そのザラザラを、サンドペーパーを掛けていきます。
ペーパー掛けをした状態です。
ザラツキを取ったら、ペーパー掛けをして出た粉をきれいに掃除して、また塗ります。そしてまたペーパー掛けをして、掃除をして、ここから上塗りのウレタンクリアーです。
今回は、半艶で、との事でしたので、こういう感じになります。
アップだとよくわかりますね。木目に方向が。これで仕上がりだと思う方もいるかとは思いますが、これではだめなんです。この状態だと、結構凸凹してますよね。なので、またペーパー掛けをしていきます。
ペーパー掛けをした状態です。この辺からは細かい番手の耐水ペーパーを使って水研ぎをしていきます。
水研ぎをした後は、きれいに粉をふき取ってから、しっかりと乾かします。
そしてまた、半艶ウレタンクリアーを塗装していきます。この工程を何度も何度も繰り返してやっと仕上がります。
これが仕上がりの写真です。
先ほどの工程を繰り返すうちに、日が落ちてしまいました。根気のいる作業です。
この状態をお客様に見て頂いたところ、「思っていたよりも全然良い。」と、とてもありがたいお言葉を頂く事が出来ました。
最初はどうなる事かと、ドキドキしてましたが、きれいに仕上げられてよかったです。
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