サンルームの劣化した屋根(アクリル板)の交換施工について
太陽の紫外線、雨、潮風、ほこりなど、家の外側部分は様々な自然環境の影響にさらされています。
今回お話しするサンルームもその一つ。
太陽がさんさんと降り注ぐサンルーム。その屋根はもちろん太陽の影響をもろに受ける場所でもあります。
その屋根の素材にはアクリルが良く使われています。
耐候性に優れたアクリル板でも、5〜10年ほど経ってくるとそもそもの経年変化や置かれている気象状況などで、細かいキズの発生や黄変(黄色く変色)などと言った劣化症状も出てきます。
前置きが長くなりましたが、今回はサンルームのアクリル屋根を取り外して、新しいアクリル板への交換作業についてお話しします。
今回交換する屋根の部材の大きさは、外して見ないとはっきりと解らなかったため、あえて少し大きめのサイズを発注し、外してからその大きさに合わせて切る方法にしました。
今回はその屋根板についてちょっと問題がありました。
普通のアクリル板は一枚の板で、大きさこそいろいろあっても大体の規格でサイズ・形は決まっています。
ただ今回のアクリル板は先が折れ曲がっていてまれにしか見ない特注品だったんです。
一般的なアクリル板の留め方(固定方法)といえば、板と板の間にあるにパッキンにはめるか、抑え板でアクリル板を挟んで留めるかの2種類になります。パッキンの場合はパッキンが溝に引っかかるように留められています。
抑え板の場合は何本かのビスで板が留められています。今回は(写真忘れてしまいましたけど)抑え板で留められているパターンでした。
今回、お客さんのご要望により垂れ布(オーニング:室内の屋根カーテン)も撤去処分致しました。
新しいアクリル板と比べるとほんの少し大きめのちょうど良いサイズでした。
大きさに余裕を持って注文してよかったです。
向きを変えて見てみるとこのような感じです。
アクリル板をしっかり動かないように固定して、グラインダーサンダーを使って切っていきます。
そして枚数分切り終わったら、新しいアクリル板には傷つき防止の保護シートが両面に貼り付いているので、丁寧に剝して屋根枠に取り付けていきます。
この時に気を付けるのは、取り付ける時も取り外す時も手を滑らせてアクリル板を落とさない事です。
アクリル板は、面に対しての強度はあり、ほどほどの衝撃なら大丈夫なのですが、角から落ちると新品でも簡単に欠けたり割れたりする事があります。(劣化しているアクリル板ならなおさら)
元の枠にそっと一枚一枚、丁寧に乗せて抑え板をはめてビス留めしていけば完成です。
さすが新品、施工前と比べて交換すると屋根の透明感が段違い!サンルーム自体が新品のようです!
屋根塗装、外壁塗装に限らず、今回の様にアクリル板の交換やお家に関する様々なリフォームを取り扱っています。
まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談頂ければと思います。