リシン塗膜が剥離していたので外壁を4回塗装で施工
一般的に家を塗装する場合は3回塗りが多いと思いますが、今回ご紹介するご自宅は外壁は4回塗装を行いました。
4回塗装をした理由としては既存の壁(リシン)が欠落している部分が多々見受けられた為です。また、欠落以外にもひび割れや汚れ・藻の発生が見受けられました。
今回はその行程をブログをあげていきます。
こちらが施工前の全体写真です。築は11年になります。
先に述べたように欠落部分や汚れや藻の発生が目立っていました。
この写真も施工前になります。写真見てわかるように一部外壁が欠落しています。
この写真は特に藻が目立っていた部分になります。
バイオ洗浄にて切れに汚れを除去していきます。
洗浄を行うことによって塗料の密着性を高めます。
写真は洗浄後で、南面になります。洗浄前はクラックはありましたが、ここまでひどい状態ではありませんでした。
開口部をビニル養生後に外壁自体をケレンし、リシン(外壁)をとれる部分は取っていきます。通常の3回塗装も可能ですが、剥離していない部分も今後どうなるか分からないので下地への浸透性が優れたミラクシーラーエコをはじめに塗装していきます。
下塗り(ミラクシーラーエコ)を塗布した後は通常の下塗りの工程に入ります。
下塗りが2度完了したので、次は欠落した部分にリシン(パターン)を吹き付けていきます。この工程を入れると今回は5回の工程になります。
リシンを吹き付けた後は上塗りを2回行います。今回使用した塗料はアステックペイントのリファインSi-IRになります。超低汚染で耐候年数も15年と長くお勧めの塗料です。
化粧帯など附帯部の塗装を仕上げ完了となります。あれだけ欠落していて目立ってしまった外壁も綺麗に仕上げる事ができました。
続いて屋根の工程に入ります。写真は施工前です。
外壁同様に汚れや藻の発生、クラックが多数見受けられました。
塗装の工程に入る前にクラック処理はもちろん、棟板金の釘頭を打ちこみ、コーキング処理を行います。(写真はコーキング処理後)
洗浄を行い、下塗りを行いました。
下塗りに使用した材料はサーモテックシーラーになります。
赤外線を反射し、遮熱上塗り材との併用により遮熱効果をアップします。
中塗り、上塗りを行い完了となります。
使用した材料はスーパシャネツサーモF(フッ素)になります。遮熱効果はもちろん、耐用年数も16年と高い塗料になります。
ベランダの防水工事も行いました。
既存のベランダはFRP防水でした。
今回の工事はトップ防水工事と再防水工事の2パターンがありますが、今回は再防水工事(1プライ工法)を採用しました。
こちらの写真がベランダ防水の施工後です。
細かい部分にはなりますが、スリムダクトのフリーコーナー部分(写真の中央部)が劣化し、粉々になっていました。
フリーコーナー部分を交換し、外壁色で塗装を行い美観を取り戻すことが出来ました。
施工前〜施工後
足場を解体し、工事が完了しました。もともとは1.2階のツートンでしたが、1、2階の色を統一して縦のラインをワンポイントにしました。
今回は外壁は4回塗装になりました。
剥離の原因は断定はできませんが、おそらく新築時の塗装自体が原因と思われます。
新築時の下塗り(シーラー)が不足しているとこういった症状が出ることがあります。
家によって様々な痛み方があると思います。その痛み具合によって塗装の種類や工程が変わって来ます。お客様に合ったより良いご提案をご用意致しますので、まずはお気軽に当社までご連絡下さい。