腐食したウッドデッキを撤去し新設ウッドデッキ工事:山武市板川
ログハウスにお住いのお客様より「ウッドデッキの造作をして欲しい」というお問い合わせを頂きました。
今はログハウスのお宅もすごく珍しいですね。
この角度から見ていると、ウッドデッキを造り変える必要はなさそうですが・・・
裏にまわってみると、腐食が激しくウッドデッキの床、ラティス共に欠落していました。
今回、ウッドデッキを造作し直さなければいけない理由がコチラ。
奥に見えてるドア、実は玄関なんです。
ウッドデッキの腐食が進んで玄関前の床が欠落してしまうと、屋内への出入りが出来なくなってしまうわけです。
施工開始
まずは丸ノコなどの電動工具を使って既存のウッドデッキを解体していくわけですが、やみくもに解体してくと屋内への出入りが出来なくなるので・・・
玄関ドアの前のウッドデッキのみを残し、他の部分を解体して、先に造成してしまいます。
写真奥から造り始めたウッドデッキを、玄関前まで伸ばしていきます。
玄関前のウッドデッキは、午前中に解体、午後に造成することで、玄関の出入りに困らないというわけです!
造成途中にウッドデッキの下に潜り込み、床の裏面や根太もしっかりと防腐塗料を塗装をしていきます。
今回使用した防腐塗料はキシラデコールという塗料のウォルナットという色です。
今回施工したウッドデッキ造成のこだわりポイントその1。
「床の木材同士の隙間を広めに取る」
材料同士の隙間が狭いと風で舞った土が詰まり、その土が降雨で湿って、ウッドデッキが腐食するスピードを上げてしまいます。
木同士の隙間を広めに空け、土が溜まらないようにしています。
写真はキシラデコールの下塗り(1回目)後です。
幕板、幕板の裏も塗装をした後、いよいよラティスを組んでいきます。
解体前のウッドデッキと同じように、ラティスを組んでいきますが、柱と筋交いの接合部分の色が変わっているのがお解りいただけるかと思います。
これは筋交いを組む前に、木にキシラデコールを塗布しているためです。
このひと手間を加えることで、木の防腐効果がより一層高かくなるわけです。
パイプで作られていた階段は撤去、お役御免です。新しく階段も造成しました。
今回のウッドデッキ造成のこだわりポイントその2.階段を広めに造り込むことで、階段の両端に植木鉢が置けるというわけです!
階段も、段裏やささらをしっかりと2回、キシラデコールを塗装していきました。
ラティスの表裏を2回塗装した後は、いよいよウッドデッキの床面に2回目の塗装を施していきます。
2回目を塗装し終わると、見違えるように艶が生まれます!
施工完了
全ての部分に2回塗装を施し、完成です!
土台や根太、各種接合部分などの目に見えない部分もしっかりと2回塗装を施していますので、防腐効果はかなり高くなっていると思います。木の風合いが生きていて、とてもキレイな仕上がりですね。