サイディングボードはコーキングは打ち替えがオススメの理由と事例:市原市ちはら台南
市原市ちはら台南にて、サイディングボードの外壁・屋根の塗装工事を行い、コーキングを打ち替えしましたので、その様子をアップしていきたいと思います。
築12年のサイディングボードのお宅です。壁・屋根ともに大きな傷みはなさそうに見えますが・・・
コーキングはところどころ経年劣化で剥がれてしまっていました。
こちらは東面でお隣さんとの距離も遠く、朝の時間帯の直射日光による紫外線での劣化と考えられます。
屋根も色褪せや苔・藻の付着がみられ、築年数なりの傷みの症状はやはり出ていました。
足場架設→高圧洗浄と工程を進めた後は、開口部(玄関・窓・掃き出し窓などの塗らない部分)をビニールで養生しながら、既存のコーキングを抜き取っていきます。
こちらは抜き取った目地です。カッターを入れて引っ張るとキレイに抜き取ることが出来ます。
コーキング作業と同時に、屋根のクラックも補修していきます。
こちらは下屋根の北面ですが、下屋根の北面1面だけもこれだけの補修箇所がありました。
コーキングの作業の後は、軒天の塗装をしていきます。弱溶剤のケンエースという商材で仕上げていきます。
古いコーキングを抜き取った後は、新しいコーキングを打ち込んでいきます。(コーキングの打ち替え、と言います)
手間と費用のかかる作業ではありますが、この作業をするしないでは、完成後の耐候年数に大きな差が出ます。
コーキング、軒天の塗装後は、壁の下塗りに移っていきます。
同時に屋根も下塗りに移っていきます。
こちらは中塗りの写真。
白く残っているところが下塗りのシーラーです。色が付いていくとガラッと印象が変わりますね。
中塗り完成後です。3回塗装ですので、まだこの上にもう1回塗装を施します。
上塗り後です。樋も壁もツヤが復活しましたね。
壁の材料はSK化研のクリーンマイルドシリコン、色番はSR‐406です。
屋根も上塗り後です。板金の釘はすべて打ち付け、クラックは補修してから塗装をしています。
屋根の材料はアステックペイントのスーパーシャネツサーモSi、色はエバーグリーンです。
施工前の全体写真です。
色褪せとコーキングの傷みが出ていましたが・・・
施工後はコーキングを打ち替え、壁を塗り替えたことで、壁のツヤが復活しました。
シャッターボックスはワンポイントで樋や水切りと色を変え、既存色に近い色で仕上げました。
塗装工事は頻繁にできる工事ではありません。良い材料を使っても、コーキングの打ち替えやクラックの補修がしっかり施工されていなければ、塗装後の耐候年数に響いてしまいます。
見えないところの工事が非常に大切になりますので、塗装工事を御検討の際は、こういった部分に気を付けてお見積りを取られるといいかと思います。