外壁塗装工事の主な作業工程:四街道市内黒田
ご近所でいつのまにか足場が組まれていて、しばらく経ってからその家の前を通ったら家が綺麗になっていた・・・なんて事はありませんか?外壁塗装はどんな工程で仕事が進んでいくのでしょうか?
今回は四街道市内黒田のS様邸で外壁塗装工事を行いましたので、外壁塗装の主な作業工程を中心的にご報告していきたいと思います。
まず初めに現地調査です。家の外回りを計測し、附帯物やが外壁の状態を確認します。
足場を組む際に影響しそうなテラスやカーポートの屋根は事前に取り外し、荷物や物置があれば移動します。
最後に世帯主様の気になる所やご要望を聞きます。
S様邸では北面は日当たりが悪く、後ろが空き地になっているの為に植物が多く、外壁に藻が発生しています。
打ち合わせが終わったらいよいよ工事に入ります。
足場を組みメッシュ養生をした後に高圧洗浄を行います。
高圧洗浄だけでもかなり綺麗になりますが、S様邸ではバイオ洗浄を行いました。
バイオ洗浄とは、植物性の洗浄剤を塗布することで藻やカビ等を除菌し、菌の増殖を防ぎます。また植物や人体にも影響がないので、誰でも安心して作業することができます。
縦目地(画面中央のひび割れ部分)の写真です。
紫外線による劣化が進行しひび割れが発生しています。このまま放置するとサイディングボードの浮きやひび割れや欠落に繋がりますので、縦目地は全て打ち替えます。
サッシ等の開口部を養生してから縦目地を切り取ります。
塗りつぶし塗装の場合は目地は先打ち(外壁塗装前に目地を完成させる事)になりますが、クリア塗装の場合は外壁を塗装した後に目地を打ち替えます。
縦目地は打ち替え、サッシ廻りの目地は増し打ち(既存の目地の上から追加でコーキング剤を塗り込む事)になります。
陶器瓦の屋根は塗装しませんので、塗料飛散防止の為に下屋根にも養生をしています。
下塗りの写真です。ローラーに塗料を付けた後、W字にローラーを転がし、上下左右に塗料を広げた後一定方向に仕上げていきます。
ローラーが入りにくい所や塗り残しが出そうな場所は予めローラーを転がしたり刷毛でだめ込をします。
<だめ込>
角の部分はローラーの半径までしか塗料が入らず、塗装できない部分が発生するため、そこを手作業でハケで塗っていく事。
今回下塗りで使用したのがSK化研のマイルドシーラーEPOクリアになります。
弱溶剤2液型エポキシ樹脂シーラーで、エポキシ樹脂が素地に浸透し補強することで主材との密着性を高めます。
下塗りが終わった後は先に軒天井(屋根のひさしの部分)を仕上げました。
軒天井の塗装は天候や現場職人の段取りによって順番が違う場合があります。
次は中塗りです。
下塗りと同様に、仕上げがしにくい場所を先にローラーを転がした写真です。
今回中塗りで使用した塗料は塗り残し防止の為にあえて上塗りで使う塗料の色とは違うものを使用しています。
中塗りと上塗りにわざと違う色を使うことで、塗り底値部分がはっきり目立つため、塗り忘れを防ぐ事が出来ます。
中塗りで使う色は上塗りで使う塗料の同色系で、仕上がりに影響がないように薄いものを選びます。
上塗り後の写真です。
上塗りが終わったら上から順番に破風・樋雨戸・戸袋等の附帯物を塗装していきます。
塗装が終わった箇所から養生を剝していきます。
この時に塗り残しや飛散がないかどうか細かい所まで点検して、もしあった場合はタッチアップや清掃を行います。
外壁塗装とは別に割れた瓦(画面中央)を1枚交換して欲しいとS様からご要望がありました。
以前屋根に上った業者が割ってしまって、そのまま帰ってしまったみたいです。
瓦の予備がありましたので、谷の部分を加工して取り付けました。
どんな小さなことでも気になる事がありましたら気軽にご相談してください。
足場を解体して、最終的な点検・清掃を行ってからお引き渡しになります。
S様邸で使用した塗料はSK化研のクリーンマイルドフッ素です。超低汚染性・超耐久性・防カビ防藻性の弱溶剤2液型で家を長い間綺麗に保ちます。(1F:SR-414 2F:SR-409)
ちなみに作業工程は工事内容や使う塗料や天候で多少違いがありますが、今回の工事の工期は7日~10日程でした。
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今回の様に北面の苔発生対策や、クリア塗装と目地打ちの順番、割れた瓦などと、施工内容も千差万別。
細かいことも色々とありますが、家のリフォームをお考えのお客様、悩むより前にまずはご相談下さい。
四街道市の外壁塗装のことならオリエンタルホームサービスへご相談下さい。