錆びたアンテナ撤去・新しいアンテナに交換:花見川区長作町
千葉市花見川区長作町のお客様宅にてアンテナ交換を行いました。
外壁の塗装と屋根の塗装を行うにあたり、施主様から使わなくなったVHFアンテナ(アナログTV用アンテナ)を撤去するとともに、錆びた支柱と屋根馬(四つ又の脚部分)を交換したいとのご依頼を頂きました。
今まであった例としては、不要となったVHFアンテナ部分のみを撤去するというのを何件か施工しましたが、アンテナ一式全てを交換するというのはほとんどありませんでした。
こちらは施工前の写真になるのですが、使用していないVHFアンテナがあり、その下にUHFアンテナ(地デジ用アンテナ)があります。
支柱が錆びており、その錆が屋根馬を伝って屋根まで落ちて、屋根の一部が変色していました。
アップで見てみると分かりますが、アンテナ自体が折れ曲がっており、今にも落ちそうな感じです。
錆びている支柱とUHFアンテナを残し、VHFアンテナだけを撤去することも可能なのですが、支柱の錆が屋根を侵すことを考えると、支柱や屋根馬も丸ごと交換するということが、後々の安心に繋がると考えました。
流れ落ちた錆による屋根の着色ですが、高圧洗浄機しても錆は落ち切らず残ってしまいました。
ただ今回は屋根を塗装することで綺麗になるため、今後は錆が落ちてこないようにステンレス製の支柱と馬脚を使用しました。
こちらは施工後になります。これで錆が屋根に流れ落ちて汚れるという心配は無くなりました。
今回はアンテナを支えるステンレスの補強線も交換しました。台風など風が強い際に倒れないようにするために物になります。
この補強線は以前の古い物でも再利用することは可能ですが、その線に着いている元々のクセ(曲がり)が、改めて設置する際に邪魔になり、かえって邪魔になるため新しいものに交換しました。
丸ごと交換で、設置後の見栄えも良くなりました。
前回のアンテナ取付業者は軒樋の支持金物に補強線を固定していたのですが、今回は専用の金物で破風板に固定して取付けました。
支持金物に取り付けると、場合によってはアンテナが強風で何か起こった際に、雨樋いを破壊する恐れがあり、その逆に雨樋いに何かあった場合、アンテナも引っ張られて・・・というわけで、単独で固定した方がメリットがあるというわけです。
アンテナケーブルも以前は、屋根を這わせていて見栄えも良くなかったので、今回は補強のステンレス線に固定するように取付けをしました。
最後はアンテナをスカイツリーの方向に合わせて、しっかり映るか動作チェックして完了です。
アンテナを全て交換をする事で見た目も良くなり、今後の事を考えると大変良い施工になりました。
今後、屋根の塗装や葺き替えの際には古くなったアンテナの交換も勧めていくべきだと感じました。