四街道市 ジョリパットを生かした塗装(アートフレッシュ緑色)
ジョリパット(アイカ工業)(※1)の外壁を塗装するのに、どのような塗料が適しているのか悩まれた方はいませんか?最近建てられる住宅にデザイン思考が強くみられる建物が多くなってきました。ジョリパットもその住宅の一つだと思います。
外壁塗装も同様に、新しい商材として様々な特徴をもった塗料が増えてきました。
以前では、外壁の塗装を行った際に、艶が強く光に反射をするような塗装が多くみられ(現在も多々ありますが)、色彩の変化により他の住宅との違いがみられたりすることが塗り替えという事だと私自身も思っていました。ですが、現在は洋風をイメージした住宅であったり、和洋を組み合わせた住宅も多くみられ、デザイン性を追及した建物を目にすることは皆様も感じられる事と思います。
そこで紹介したいのが、今回塗装しましたアートフレッシュ(エスケー化研)です。骨材を配合した塗料で、主に砂壁状・土壁調の意匠性塗材に多く使われる塗料になります。特徴としましても、耐久性・低汚染性・透湿性に優れ、リシン・スタッコリシンなど近年多くみられる外壁材の質感を維持するので、美観を崩さず塗り替えが可能です。
もともとが艶が無い砂壁状のジョリパットです。
塗り替えをしても質感を変えないというのが大きな特徴です。
今回塗装させて頂いた建物も、海外の住宅をイメージしたものになりますが、艶を落とした外壁材なので、従来使用されてる塗料(艶が強い塗料)を塗ることはイメージと多少違うと思われる方も少なからずいたはずです。もちろん、塗っていけないことはないですが、元々艶消しの外壁塗装が合うように設計されてますので、その外壁を生かしていくべきだと私は思います。
<施工前>
塗装を行う際の注意点としては、正面のタイルは塗り替えられないので、色を変えてもバランスが悪くならないという事。せっかく塗り替えるので、色を楽しむ事に着目しました。
<施工後>
本来軒天(※2)は白い色で塗ることが多いですが、今回は外壁とのバランスを考えて、破風板(※3)と軒の色を合わせました。軒天に関しては、アートフレッシュを塗る事が出来ないので、ケンエースGⅡ(日本ペイント)を調色にて色調を合わせました。ジョリーパットの外壁塗装を考えられている方は是非ご連絡下さい。一度、ご提案させて頂ければと思います。
※1 ジョリパット:砂をミックスしたモルタルの上に吹き付ける低汚染外壁塗材です。色褪せにくく質感を維持する 耐久性と防火性や防カビにも優れていて、カラーバリエーションや仕上げの方法も多種に施工できる 大きな特徴を持つ塗り壁材です。※2 軒天(のきてん) : 屋根の端にあり、外壁から飛び出た屋根の裏側部分のこと。
※3 破風板(はふいた): 屋根の端をタテに回っている・巻いている板のこと。