室内の間仕切り壁造作工事~部屋を2分割しました~
今回は以前塗装工事でお世話になったお客様からお子さんの成長とあわせて部屋を2つにしたいとのご依頼があったのでアップしていきたいと思います。
どんな工事でもまずは現調となります。実際にヒアリングをして、どんな部材が必要でどんな工事が必要なのか。実際に作業は何日かかるのか等をしっかり見極めます。
特に内装に関しては何か見落としがあるとまた後日、施主様に時間をとっていただかないといけないのでぬかりなくチェックします。
現況①
この部屋を仕切りたいとの事です。
現況②
新築当初から将来、部屋を2つにすることを考えてあり扉が2つありました。それと同時に照明も2箇所、スイッチ・コンセント類も2部屋にする設定でつけられています。
現況を確認して工事プランを提出後、打ち合わせ、着工となります。
木下地施工中①
まず、床に壁を作る骨組みを木材で組んでいきます。
木下地施工中②
同様に壁、天井に木材を廻していきます。
木下地施工中③
次に石膏ボードを張る為の木下地(間柱)を45センチピッチでいれていきます。
クロス下地施工中④
通常は間柱に石膏ボードをビス止めしますが、その前にべニア板を全面に施工します。こうすることで壁の強化と後々、棚を付けたいと思ったときにどこでも施工が可能になります。
クロス下地施工中⑤
次に石膏ボードを張っていきます。ここで大事なのはジョイント(継ぎ目)をずらして施工することです。ジョイントを同じ場所にすると破壊箇所が同じになり地震等の揺れで仕上げ材のクロスがひび割れする可能性があります。
クロス下地施工中⑥
石膏ボード張り完成。床との取り合いには巾木を取り付けます。
※巾木とは床と壁の境目となり、汚れたり、壊れやすい壁の下部を保護するもの。
下地処理中①
石膏ボードの継ぎ目にパテ処理を行い、平らに仕上げていきます。
下地処理中②
2回目のパテ処理です。
下地処理中③
3回目のパテ処理です。新規でクロスを張る場合、通常は1回~2回が標準ですが今回張るクロスが影の出やすい品番だったので念入りに行いました。
完了①
明るいブルーグリーンのクロスを張りました。
完了②
こちらの部屋は星柄のクロスです。ブラックライトを当てると星が光るというおもしろい商材です。
今回は新規で造作した壁のみクロスを張るという事で既存のクロスとは全く違う色、柄を選ぶことで1面がアクセントになります。
また、部屋の造りが元々分割を想定したものだった為、これ以上の工事は必要ありませんでした。
ちなみに1日で全工程完了です。逆に漠然と「部屋を2つにしたい!」となった場合は解体や大工工事、電気工事等が増えるため工事内容、費用、期間が増えることになります。何事も将来を見据えた計画が大事なんだとつくづく思いました。
部屋のイメージを変えたいという方がいましたら気軽にご相談ください。