劣化したベランダ床をウレタンAV通気緩衝工法にて施工しました
皆さん、防水と聞けばただ塗るだけ……で、よく色んなリフォーム会社さんが、FRP防水○○パック5万円〜!!だとかHPやチラシに掲載し、5万円で出来るんだ!!と思いがちですが、残年ながらそれで終わる場合はあまり傷みが少ない場合のみで、ひび割れが強くて…排水部分から水が溢れて周りが傷んでしまった…という場合には、まず、5万円位でできません。じゃあ、そういう時はどうしたらいいの?という場合にお勧めのウレタンAV通気緩衝工法という工法があるのでご紹介したいと思います。
写真のお宅は、FRP防水の表面が薄くなっていてパッと見てトップ防水のみで大丈夫ではと思いがちですが、ドレーンがオーバーフローを起こし傷んでいたため、まずドレーン廻りの大工工事を実施しました。
大工による部分補修後の写真です。傷みが部分的でしたので、傷んでいる部分が小範囲でしたのでこの時はオーバーフローを引き起こしたドレーン周りのみを補修しました。
そして、FRP防水によくある施工不良として、水切りの下端まで防水が入っていないケースだった為、水切りの下端もコーキングを充填…
コーキング充填後になります。これで、もしも防水面が水で溢れたときも安心できます!
つづいて、FRP表面の油分をとるためにアセトン拭きを実施!!汚れもとれ綺麗になります!
続いて、シートをはる為に下塗りを全体に入れていきます。
シートがずれないように慎重に敷いていきます……
綺麗に敷いたシートがずれないようジョイントテープをはっていきます…
あわせて、二度とドレーン周りからオーバーフローを引き起こさないためにシートを引く前に改修用ドレーンを接着します。
接着後の写真です。ここまでしっかりつけておけば外れることはありません。
シート下からの空気を逃がすために脱気筒(通常10㎡を超える防水面、または、下地にクラックが多い場合に使用します)を設置します。
ここまでやってようやく平場のシート貼りが完了です!!
立上り部分にはメッシュを貼り付け、ウレタン防水が施工できるようにします。ここまでやればいよいよ防水を塗布できます。
まずは、ウレタンの主剤の1層目を塗布していきます…
時間をおいて乾かしてから、2層目を塗布……どんどん厚みがましていきます!!
最後にトップコートを2回塗布して仕上がりになります。ボロボロだったFRP面がピカピカに生まれ変わりました!!
今回、ウレタンAV通気緩衝工法をご紹介しましたが、いかがですか?傷みがでた場合の改修というのは非常に手間と時間がかかります。なので、外壁の塗装と同じように傷んだものは、適当に塗るだけではほぼ直ることはありません。なので、家も人の体も似たようなもので、早め早めのメンテナンス・検査が長持ちしますし、安く済みます。だとしても、どこに頼んでいいのかわからないという方は弊社までご連絡ください。きっと、あなたの家に適した治療方をご提案できます!!
ベランダ防水の修繕方法はこちらをご覧ください。