和室の真壁をリフレッシュ!珪藻土で仕上げました:千葉県流山市
皆さんのお住まいにも、必ず一部屋はあると思いますが、和室のリフォームどうお考えですか?すでに、クロス仕上げになってるお部屋が最近では多いのですが、よく言えば和洋折衷。悪く言えば、アンバランスですが・・・。
今回は、真壁のリフォームです。真壁のクロス仕上げは、なかなか手間も費用も掛かってしまいます。また、この部屋にクロスじゃなぁ~・・・みたいなお考えの方、珪藻土がありますよ!
施工前①
真壁という壁は、写真のように壁に木の枠で仕切られている純和風のお部屋の壁です。一般には、砂上仕上げの塗料で仕上がっていますが、聚楽壁とか、最近ではジョリパットの様な塗料も使われています。
施工前②
一般に砂壁と言われる壁ですが、劣化すると砂がポロポロ落ちてきてしまうのです。だいたい床の間の壁は砂壁仕上げになっているはずです。この壁をクロス仕上げにすると、先ず、下地にコンパネ、もしくは、石膏ボードを張り付け、継ぎ目をパテ処理、クロス仕上げとなり、工期もかかり、手間もかかり、費用を抑えると既存の真(木枠)が残ってしまう仕上げになってしまいます。
今回は、珪藻土の塗り壁で仕上げました。
養生、シーラー
畳と真、襖 等しっかりと養生を施し、砂壁にシーラーを施し、砂が落ちないようにしっかりと固めてしまいます。シーラーは、しっかりと乾燥させないと、既存の砂壁ごとボロンと剥離してしまいます。
珪藻土塗り
真壁に左官鏝で塗り込めます。ここが、職人の腕の差が出るところです。平らに伸ばし仕上げます。また、ここで鏝模様で仕上げる方法もありますが、今回は平たんに仕上げ、櫛引きを施しました。
櫛引き①
平らに塗った珪藻土を、乾く前に櫛の模様に引いていきます。櫛の深さの調節、水平に引っ張るか、波を付けるかで風合いも変わります。
櫛引き②
櫛を引いた後、微調整をしている写真です。職人のこだわりですね。
櫛引き③
櫛引き仕上げ完了です。この後、しっかりと乾燥させて仕上がりです。
和洋折衷も良いと思いますが、こだわりの和室造りも良いもんだと思います。個々の好みもあると思いますが、珪藻土仕上げいかがですか?お部屋の温かみと、室内の湿度調整にも役立つ塗り壁です。こだわりの職人の腕を堪能してみませんか?
内装の塗装の事でお悩みの方いましたらご相談下さい。