築年数が古いマンション室内のヒビ割れ補修、再塗装
築43年が経過したマンションの室内塗装を施工しましたので、ご紹介していきたいと思います。
築年数が古く、室内の壁がモルタルという事もあり、室内には無数のクラック(ヒビ)やカビが発生。
パテ処理を施してヒビ割れ補修の後に、水性ケンエースを調色して室内塗装を施していきました。
<水性ケンエースの特長>
ニオイが少なく、汚れが付きにくい塗料で、下地剤が不要ですぐに塗れ、仕上がりも綺麗ですので、今回の様な室内塗装にはもってこいの塗料です。
塗装前のLD(リビングダイニング)全体です。
写真左側の黒く変色している部分がカビです。
カビは表面をケレン(剥がし)作業し、洗剤で落とした後に施工していきます。
外壁塗装工事時と同様に、エアコンやドア枠などの今回は塗らない部分に対して、全て養生(塗料が着かないようにカバー)をしていきます。
手間のかかる作業ですが、この作業をしっかりしていくことで仕上がりがキレイになります。
こちらの写真はLDのパテ埋め補修処理中です。
灰色の部分が、パテ埋めを施した部分になります。
水分を帯びているので灰色になっていますが、乾燥した後は白くなります。
ヒビ割れ補修前
こちらは共用部側、北面の壁です。
壁がモルタルの為、窓枠付近に大きなクラックが入っていましたが、左官工事を施すほどのクラックの深さではなかったため、パテ処理を施していきました。
パテ処理中
ヒビ割れ補修にコーキング剤を使用すると、コーキングの跡がみみず腫れの様に目立ってしまうので、壁材に近い素材であるパテで補修処理をしていきます。
この処理をしっかり施すことにより、室内塗装後のクラックが目立たなくなるので、ここは非常に重要な作業工程になります。
LDと和室の天井の色が若干違っていた為、室内塗装の塗料の色も、LDと和室で変えて塗装しました。
向かって左側がLD、右側が和室の色です。
この調色は、施主様にも大変喜んでいただけました。
こちらの写真は、和室の室内塗装真っ最中。
写真の右側半分が、塗装済みです。
左側半分に残っているパテ処理の跡も、塗装後には完全に目立たなくなります。
LD施工前
LD施工後
壁に大きく出てしまっていたカビとクラックが、パテ処理→塗装によりキレイになりました。
洋室施工前
共用部(通路)側の洋室の施工前です。
壁と窓枠付近にもいくつかクラックがありました。
洋室施工後
パテ処理をしっかり施した後に室内塗装をしていくことで、大きかったクラックがすっかり目立たなくりました。
どんな建物も、築年数の経過に比例して必ず傷みが出てきます。
そんなときに早めにリフォームを行っていくことで、建物や物件の寿命延長につながっていきます。
経年劣化でお悩みの方や、賃貸物件のオーナー様、室内塗装も是非お任せ下さい!