腐食したベランダを解体し新しくベランダを新設しました:流山市南流山
(バルコニー手摺の腐食)
手摺の土台に割れが見られます。指で押すと穴が開いてしまう程に腐食が進んでいました。お手入れはされていたようですが、外側からの水の侵入に気づきが遅く、また、水の抜け道を塗料で無くしてしまった為に腐食してしまったと思われます。
(小バルコニーの手摺)
平板と間柱の付け根の腐食が見られます。平板部分の水はけが悪く小口から水が浸入し、腐食を進ませたと思われます。
(小バルコニー解体後)
手摺の平板まで撤去しました。水が回っていた箇所は変色していました。立ち上がりにケイカル板で蓋をしてあったので、雨漏りにはならなかったようです。
(解体後)
割れていた土台のクラックが生じていた箇所の外側の写真です。白蟻はついていませんでしたが、手摺が外れなくて良かったという状況でした。もちろん、土台の平板、きれいに撤去します。
(土台造り)
腐食した土台をきれいに撤去し土台造りをします。新築でしたら臍を作り柱を立てるのですが、今回は、柱をビス止め、合板を張り上場にも板を通し補強をし腰壁を作りました。
(柱立て)
柱を立て、ビス止め、補強板(金物)を取り付け柱を立てていきます。
(柱立て)
間柱を交え、45cmピッチで立てていきます。
(防水シート)
柱立ての後は、合板を張り、上場に板を流し、防水紙を張ります。
(水切りとサイディングスターターの取り付け)
青いテープがついているものが水切りで、その上の金物がスターターです。水切りは、万が一の水の侵入時の出口になります。また、スターターは、サイディングの溝に引っ掛けてサイディング板を安定させます。
(サイディング)
サイディング板の下部の溝にスターターを引っ掛けて板を安定させます。もちろん固定するのは、柱に釘打ちで固定させます。
(サイディング2段目)
2段目のサイディング取り付けは、全長に対しての金物ではなく、部分部分で大丈夫です。金物をビスで固定し1段目同様にサイディングの溝に引っ掛けて安定させます。
(サイディング完了)
きれいに収めることができました。
(サイディング張り完了-2)
コーナーには、専用コーナー役物を付け、サイディングとの間にコーキングを注入し、天場をガルバリウムで巻き込んで終了となります。手摺の取り付けは、今回は行いませんでした。
(サイディング張り完了-3)
今回は、手摺の取り付けをせずに板金工事を選択しました。万全の水漏れ対策は行いましたが、リフォーム案件のベランダ工事の大半が、手摺よりの雨漏りの原因でベランダ補修になっている現場を多く経験しているので、危険を回避させていただきました。手摺の取り付け部分(主にビス廻り)の漏水がほとんどです。シーリング処理をしても経年劣化でシーリングも痛みます。手摺の付け根にあるビス廻りのチェックを怠らないように注意してください! 塗装工事終了しましたら、再度ご報告いたします!
ベランダからの雨漏りなどがありましたら、気軽にご相談ください。