雑草対策にコンクリート打ちでの犬走工事:鎌ヶ谷市道野辺
夏も終わり、生い茂った雑草類も枯れ始める季節になりました。
意外と大変な建物廻りの雑草の手入れ・整理にうんざりされている方々も多いかと思います。
そんな場合は思い切って「コンクリート打ち」をお勧めいたします。
来年の春から、雑草刈りの手間が無くなって、とても楽になります。
植物は少な目のお宅ですが、それでもいろいろ手入れは必要ですよね。
真夏の炎天下での雑草取りは、熱中症など引き起こす原因になります。
健康面も考慮して「犬走り」を土からコンクリート打ちに変更の御決断です。
※犬走り(いぬばしり)とは
壁と塀の間の隙間のこと。犬が通れるくらいの幅しか無い道という意味合いからそう呼ばれるようになった。
マンホール、水栓の高さも併せて、コンクリート打ち後の施工後写真です。
来年の雑草・枯草の処理の心配が無くなり、趣味の時間を無駄にする事もなくなります。
1. 土鋤(つちすき)
マンホールの蓋、水栓の蓋の高さに合わせるために、土を鋤(すき)取ります。
今回流し込む予定のコンクリートの厚みは7cmくらいになるので、その分かなり深く土を鋤取らなければなりません。
2. 砕石敷き(さいせきしき)
土の上には、砕かれた小さな石を敷いていきます。
コンクリートを打った後のヒビ割れを防ぐ事と、土の締まりによる痩せを防ぐ効果があります。
そして何よりも地面とコンクリートとの接着がよくなります。(土の上に直接コンクリートを打つと、打った下が空洞になってしまうことがあります)
3. メッシュ敷き
砕石の上にメッシュ(鉄筋の網)を敷きます。
メッシュを入れる事で、自然現象や経年変化での引っ張りや圧縮によるクラックが防げます。
上の写真で土鋤の深さがよくわかると思います。
コンクリートを打つ際に、既存の場所にコンクリを流し込むとなると、下水口や水栓ケースのふたの高さを上げないとならなりません。
そうすると水道管や下水管までもいじるほどの大工事になってしまいますので、費用・手間などを考慮すると「土鋤き」の方がお勧めという訳です。
4. メッシュ敷き
今回は鋼製のメッシュを敷いていきます。
メッシュが有るのと無いのでは、クラック(ヒビ割れ)防止の度合いがかなり違ってきます。出来れば太めの鉄筋でできたメッシュを選びましょう。
施工後 その1
フェンスのブロック上部の上面を揃えて、刷毛引き(はけびき)で左官仕上げました。
ちなみにコンクリの仕上げは刷毛引きと金ゴテの2つの方法があります。その違いは表面仕上げ。刷毛はザラザラ、コテはツルツルになります。
好みもありますが、雨や雪のときに滑る事を考えると刷毛引き仕上げの方が安全です。
施工後 その2
ガス管廻りも丁寧に仕上げました。
写真では確認しづらいですが、この写真では奥から手前に向かってしっかり傾斜をつけてあり、水が溜まらないように仕上げてあります。
外階段左官工事 その1
一緒に外階段の左官工事も行いました。
外階段左官工事 その2
お家の玄関口です。きれいになっているとやっぱり気持ちが良いですよね。
裏庭の植物は残して、表通りの植栽処理を行いすっきりしました。
そして土間もコンクリート打ちになったので、雨の日の水たまり部分もなくなります。
緑を大切にしている方でしたが、ここ最近の異常なまでの夏の暑さで、炎天下の作業時間を長く取られることで熱中症になることを考えると、今回の工事は健康面でもお役に立てたかなと思っております。
そしてこれからは鉢植えで緑を楽しんでいくとお考えのようでした。
雨の日の水・泥だまり、雑草の処理に悩まれている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
雑草除けシート張りにも対応可能です。