お気に入りの風合いを崩さず、外壁塗装しました。船橋市薬円台
閑静な住宅街にそびえ立つ家は、洋館のような素敵な建物です。築年数20年以上経つ建物になりますが、日当たりも良いので、防水効果がなくなり、色あせが目立ちます。現在の外壁の色は、お気に入りの色との事なので、「現状の状態に近い色で塗装して下さい。」との事でした。事前の打合せにて、色の確認を行い、近い色を探して、既存の外壁に合わせて色見本板を取りよせて行なったため、施主様にも喜んで頂き感無量です。
今回塗装を行なった外壁材は、SK化研の弾性クリーンマイルドシリコンで塗装しました。こちらの塗料は、標準色がありますが、数が限られるため、お気に入りの色がない場合は、左写真のニットコー(日本塗料工業会発行)の色番号で選んで頂きます。今回選んで頂いたのは、外壁に合わせて19-85L(色番号)に決まりましたが、塗装になると色の感じが若干変わるので、こちらの色で見本板を作成しました。
色見本板です。3枚あるのは、ベース(19-85L)は決まっていますが、濃淡で色合いが変わるので、標準・濃・淡の3枚を取り寄せました。選定した結果、19-85L淡で塗装することになりました。準備が整ったところで、塗装工事開始です。
施工前写真:赤色のタイルに合わせた、黄色系の外壁材です。個人的にも、タイルとの相性も良く、雰囲気の良い外観です。日当たりが良いこともあり、雨戸の色褪せが気になるところです。
施工中:高圧洗浄・ビニール養生終了後、下塗り工程に入っていきます。外壁の凹凸が激しいので、材料は通常の2倍くらい使用します。下塗りをきちんと行わないと、後々の不具合にもつながるので、むらなく施工していきます。
施工中:下塗り終了後、中塗りを行っていきます。窓周りやサッシ周りは、ローラーで施工する場合に材料が入っていかないので、塗り残しが無い様に先行して刷毛で塗装していきます。
施行中:全体に中塗りを行っていきます。今回は、軒も同じ外壁材なので、やはり材料は多く使用します。
施工中:中塗り終了後、上塗りになります。現状合せなので、樋は既存に合わせ、雨戸は、メリハリをつけるために、若干濃いこげ茶色で塗装しました。
施工後:塗装工事完了です。前回の色合いと同じように仕上がりました。雨戸の色が濃いので、メリハリのある外観になったと思います。職人も寒い中頑張っていただき、何より施主様に喜んで頂けたので、大変満足しています。