屋根裏コウモリ除けの鼻かくし加工工事:船橋市前貝塚町
以前に外壁の塗装でお世話になった施主様より「コウモリが出入りするようになってしまったので、何とかしてほしい」とのご依頼をいただきましたので、施工してきた内容を書いてゆきたいと思います。
まず、コウモリは鳥獣保護法で保護されている動物なので駆除ができません。ですので追い出して、そこに入らなくすることしか対応できないんですね。
わかりにくい写真ですが・・・。鼻かくし(樋受けが付いている木部)とサイディングの間に、1cm弱の隙間が空いてしまっています。(赤い矢印の部分)
意外と知られていない事実ですが、コウモリは8〜9mmの隙間があれば、そこをねぐらにしてしまうんです。
鼻かくしから入ったコウモリが棲みついてしまっていると駆除や消毒が必要なため、浴室点検口より屋根裏にも上がり確認しました。
入った痕跡はあったものの、幸いにも棲みついてはいませんでした。
たかだか鼻かくしの補修で足場?と思われがちですが、幅もあり2Fでの工事になるので、足場をかけての工事になりました。
ちなみに、強度を持たせるために足場はL字で組んでいます。
まずは隙間を埋める為に木材を加工していきます。
鼻かくしも築年数なりの劣化が出ていて歪んでしまっているので、鼻かくしの歪みに合わせて木材をカットしていくため、非常に繊細な作業になっていきます。
加工した木材を釘で打ち付け、鼻かくしと同色で塗装をしていきます。
SK化研・クリーンマイルドシリコンのSR-423という色になります。
塗装終了後に再びテープ養生をし・・・
コーキングを打っていきます。
コーキングも目立たないように、アンバーというこげ茶色で施工していきます。
最後にテープ養生をはがし、完成です。
コウモリが入り込む隙間は全くなくなりました。
今回の工事は、非常にレアな工事です。
屋根裏のコウモリでお困りの方・・・は、なかなかいらっしゃらないと思いますが、『これってどうなんだろ?』という住まいの疑問やお困りなことがありましたら、ぜひ弊社にご相談ください!!