市川市国分:雪害で歪んでしまった軒樋の交換工事
2年前の雪害、みなさんもご記憶に新しいと思いますが・・・あれだけの降雪があれば、軒樋が曲がってしまっても不思議ではありません。今回は雪害で歪んだ軒樋の交換工事をUPしていきたいと思います。
このような樋、よく見かけますよね?意外と知られていない事実ですが、軒樋交換工事は火災保険の<降雪による災害>が認定されると、保険適用になる場合があります。
縦樋のマスよりも、出隅(樋の角)が下がってしまっているところがたくさんあるので・・・
こんな形で、出隅に水が溜まってしまい、つなぎ目部分から溜まった水がポタポタ垂れてきていました。
こちらもマスに向かって勾配が取れていない逆勾配。やはり水が溜まってしまっていますね。
まずは、樋受けの金具から、軒樋本体を外していきます。
樋受けの金具も交換する為、外していきます。横打ちタイプという金具で、現在は在庫として扱っている金物問屋さんが少ない金具ですので、納品までに時間がかかります。
まず、軒樋の端と端に横内の金具を打ち付け、墨出し器(墨つぼ)を使って、勾配を取っていきます。金具と金具の間に見えている黄色い糸が、墨出し器の糸です。この糸の勾配が、そのまま樋の勾配になります。
こちらも墨出し器を使って勾配を取っているところです。勾配が決まったところで、中間の金具を取り付けていきます。
勾配が決まり、全ての金具を取り付けた後は、いよいよ軒樋本体を金具に固定していきます。
施工後です。マスに向かって勾配をつけている為、雨水もすんなり流れてくれます。今回の樋の商材はデンカ株式会社というメーカーのDL55という軒樋です。
施工前です。逆になってしまっていた勾配、歪んでしまっていた樋も・・・
全て解消されました。やはり歪んでいない樋は気持ちがいいですね!!!
すべての軒樋を交換するとなると、軒樋交換工事は足場がなければできない工事になります。軒樋の歪みや曲がりが気になる方は、塗装工事の際に一緒に施工されることをお勧め致します。今回の軒樋交換工事は火災保険適用となりました。