船橋市にて玄関柱及び屋根傾き補正工事
船橋市上山町にて外壁塗装の工事に併せて玄関柱の修繕工事を行いました。前回他社さんで塗装工事をされた際に業者にやってもらったとの事でしたが・・・
施工前・・・
玄関柱の柱元を見てみると直接土間タイルに柱が建っています。水が流れるところなので腐食・白アリ等の被害にあう確率が高まります。この時点で意味不明の施工です。
施工前・・・
左の写真の玄関柱の柱元が腐食したのが原因で屋根全体が左に約10センチ下がっています。(奥の下壁と平行ラインを見ると左に傾いているのがわかります)
前回の直し方は桁をジャッキで持ち上げて柱との隙間に木材を挟み込みT型の金物で固定して高さを調整したようです。直した当時は平行に戻したのでしょうが原因は柱元なので月日が経つと当然また下がります。見た目も悪いですね。
と言うことで弊社は何事もしっかり直していきます。
施工中・・・
ジャッキで桁を持ち上げて柱を抜きます。
施工中・・・
土の中に木が埋まっていただけなので中は腐っていました。スポッと抜けちゃいました。
施工中・・・
木材の欠片を回収、掃除をします。
施工中・・・
欠片、土を回収後、砕石を詰め込みます。
施工中・・・
今回はここがポイントとなります。通常はタイル面に沓石を設置して柱を建てますがタイルはツルツルしているのでわずかですが前後左右に動く可能性があります。それを防ぐために沓石のサイズに合わせてタイルをハツリ取ります。こうすることでズレを防ぎます。
施工中・・・
モルタルを薄く塗りレベル(高さ)調整をして、柱の埋まっていた穴にコンクリートを流し込みます。
※土間タイルの下地にはコンクリートが打設してあるのでしっかりしています。
施工中・・・
ベースが出来たら沓石を設置して柱を入れます。
施工中・・・
柱が納まったら、柱、桁、屋根垂木に木部用下塗材を塗装して仕上げの準備をします。
土間タイルに直接建っていた柱・・・
新たに沓石を設置して今後沈む事はありません。(沓石もコンクリート専用塗料で塗装してます。)
約10センチ下がっていて、見た目も悪かった玄関廻り・・・
高さも元に戻し、木材の端材、金具もなくしてきれいになりました。仕上げ材も塗装して生まれ変わりましたね。
今回、埋まっていた部分以外の腐食はなかったので既存の柱を再加工して使用しました。玄関廻りは家の顔となる部分なのでしっかりと工事したほうが良いですね。色々な業者さんがいて色々な直し方があるとは思いますが少し手を加えるだけで見た目、性能が格段に向上します。すべての工事で言えることですが「何故こうなったのか」「どう直すのか」等、修繕内容に納得した上で工事をお願いしてください。