室内壁及び水廻りの内装リフォーム工事によるイメージチェンジ
室内の繊維壁の塗り替え及びトイレ室・洗面所の内装リフォーム工事を行いました。外装とは違い内装は、雨風にさらされる場所ではありませんがやはり年数の経過とともに傷みも出ます。
施工前の廊下、トイレ、洗面所の内壁の仕上げ材が繊維壁になっていました。※繊維壁とは・・・軟質多孔性の軽量繊維材料を塗った壁。繊維系材料・色土・パーライトなどに混和材料を混ぜて練りあげた仕上げ材。
手で触るとボロボロ剥がれてくるのと、浮きあがっている箇所が所々あったのでリフォームしていきます。今回の工事では同じ繊維壁ではなくビニールクロスとリフレタッチ(リフォーム用珪藻土仕上塗材)という内装仕上げ材を使っていきます。
まず木部の養生をしていきます。既存の繊維壁に専用の剥離剤を塗布して時間をおきます。ゼリー状になってきたらスクレーパー等のケレン道具を用いて表面を削り取っていきます。下地がデコボコになっている所は下地処理を行います。
コテをつかって仕上げ材を塗っていきます。
細部に注意して仕上げていきます。
薄暗い印象だった廊下も・・・
明るい印象にガラッと変わりました!リフレタッチは脱臭性、調湿性、結露防止などが主な性能となります。湿気が籠もりがちな北側面等は特にお勧めです。
次にトイレ工事です。和式トイレから洋式トイレへのリフォームとなります。通常のクロスと併せてLIXILのエコカラットというタイル調の仕上げ材を使っていきます。
既存トイレを外して、床も解体していきます。
内壁は廊下と同様に繊維壁を剥がしていきます。
給排水配管の切り廻しを行い、新しく床を組み直します。トイレ壁の仕上げはビニールクロス仕上げになりますがザラザラした面にはクロスは貼れないのでベニヤを貼って下地をつくります。
両サイドはクロス仕上げにしましたが、正面のみエコカラットを貼りました。リフレタッチと同様にエコカラットも脱臭、調湿機能が優れているので水廻りには最適な商材となります。拭き取りも可能です。
昔ながらの和式トイレです。
正面のエコカラットがアクセントになって良い感じに仕上がりました。トイレもウォシュレット付きになったので快適さも格段にアップしました。
洗面所も工事しました。
繊維壁で囲まれた内壁です。
写真ではわかりにくいですが窓から上がリフレタッチ仕上げで窓から下がクロス仕上げにしています。各木枠もコゲチャ色で塗装をしています。
一概に壁を綺麗にするといってもやり方も商材も色々あります。内装は、色だけでなく違った仕上げ材を要所に使う事でアクセントになり雰囲気もガラっと変わります。今回はクロス、リフレタッチ、エコカラットの3種類の商材を使用しましたが、これからも色々な提案をして、皆様に喜んで頂けるよう努めてまいります。