折半屋根塗装工事(ガレージ屋根):千葉県船橋市上山町
ガレージ折半屋根塗装工事を行いました。素材が鋼板でサビには決して強くはないので定期的な塗装等によるメンテナンスが必要となります。
今回は御自宅の外壁・屋根塗装と併せて工事させて頂きました。
折半屋根とは:梁・母屋に直接屋根材を葺くことが出来るので野地板(屋根の下地材)がいらず工期の短縮にも対応でき、強風地帯においても強靭性を発揮するとともに水の流れる方向につなぎ目が出来ない為、雨仕舞にも高いな性能が期待できます主に工場やガレージの屋根に施工されているのが多く見受けられる波型の鋼板製の金属屋根。
それでは現状から仕上げまでをアップしていきます。
施工前・・・
屋根本体に目立ったサビは無かったのですが固定ボルトにサビがありました。全体的には色褪せも目立ちます。
施工前・・・
細かいところを見ていくと笠木を固定しているビス頭、繋ぎのシーリングの劣化があります。使っているシーリング材がシリコンコーキングなのでこの上からは塗装は出来ません・・・
上記の点に注視して作業を進めていきます・・・
施工中・・・
ケレン作業、シーリング補修を行います。(写真はシーリング補修です)
施工中・・・
続いて下塗り作業を行います。細部までしっかり塗装していきます。この工程は塗装において非常に大事な工程となります。
施工中・・・
下塗りが終わったら仕上げ材(ルーフスターSi/エスケー化研)を2回塗装していきます。塗り残しが無いように注意しながら塗膜厚をつけていきます。
施工後・・・
塗装工程が完了後、ボルトキャップを被せて工事完了となります。ボルトキャップを被せることによりボルトの接合部の防サビ性能がさらに有効になります。
屋根本体が濃いグレー色でボルトキャップが淡いグレー色なので濃淡アクセントカラーになって個人的に気に入っています。
何故か屋根材が短く、雨水が樋にうまく入らず壁にまわっていたので・・・
折半屋根の下に水切りを造作・加工して取付。これで雨が樋にしっかり流れるようになりました。敷地が狭く足場が架けられない中での作業だったので、板金職人さんに感謝です。
折半の裏側は断熱のスタイロフォームが張り付けてあり塗装できなかったので・・・
グレー色のガルバリウム鋼板を加工して仕上げました。折半屋根以外にもシャッター本体、シャッターBOXも塗装しています。
全てにおいて共通ですが古くなりすぎたり、傷みすぎている状態では塗装ではどうにも出来ない場合があります。
今回の案件は状態が悪くなかったので塗装で維持できましたが、下地材(屋根、外壁材等)が腐ってしまう状態まで放置してしまうと必要以上に費用、工事日数等が発生してしまいます。
出来る限り早め、早めのメンテナンスをお勧めします。