今までのデザインを活かしたサイディングボードの目地分け塗装
クリアー塗装するには時期が過ぎてしまっている・・・でも、塗りつぶしてしまうとさみしい感じがする・・・ということでお悩みの方いらっしゃると思いますが、そんな方には目地の塗り分けがお勧めです。今までの塗装では1色で塗りつぶしてしまうケースがほとんどですが、下の写真のように塗装で目地の色とタイルの塗り分けをすることが可能なのです。手間暇かかってしまい通常より日数は多くなりますが、その分既存のデザインを活かすことが出来ます。職人の腕の見せ所です。
今回は目地塗り分け外壁塗装工事をUPしていきたいと思います。
施工前の全景です。
サイディング自体に意匠性があるため、築10年以内であればクリヤー塗装をおすすめしていましたが・・・
築17年で初めての外壁塗装ということで、クリーンマイルドフッ素での塗装をご提案させて頂いたところ
「塗りつぶしは嫌」
というご意見を施主様より頂きましたので、目地塗り分け塗装にて施工することになりました!!
足場架設→高圧洗浄→養生と工程を踏んでいき、次に行ったのが、この目地(コーキング)の抜き取りです。
増し打ちに比べて費用はかさんでしまいますが、せっかくの外壁塗装の機会なので打ち替えにて施工しておくと、今後のコーキングの耐久性がグッと上がります。
抜き取られた目地(コーキング)です。
抜き取ったところに目地(コーキング)を新規に打っていきます。
目地(コーキング)を打ち終えると、シーラー(下塗り剤)を吹き付けて塗装をしていきます。
今回はミラクシーラーエコという下塗り剤を使用し、サイディングの表面を固めていきます。
シーラーを吹き付けた後は、SR-422(こげ茶)を吹き付けていき、その上にSR-169(濃いベージュ)を短毛ローラーという毛の短いローラーで斜めに転がして塗装していきます。
ローラーを斜めに転がしていくことで、凸の部分だけが着色されていき・・・
こんな感じの仕上がりになります。
普通に塗りつぶしてしまうのは嫌
という方に、目地塗り分け塗装はぜひともおすすめです!